山沿いの家 T22 private residence

 

 

 周囲は田園風景が広がり、南側には石鎚山脈が見渡せる山沿いとなる敷地。
この住宅は広いリビング、寝室、子供室、書斎と平屋建てが求められた。広いリビングを確保する為にも、その他の
諸室と水廻りを共に北側にコンパクトにまとめ、山沿いに大きく開放できる窓を持ったダイニングリビングを南側に
配置した。
外部は深い軒で日射しをコントロールし、将来計画の太陽光発電用にと効率の良い屋根勾配とし、内部にも屋根勾配
に沿った空間としている。
北側にもハイサイドライトを設けることで、より明るく開放的な空間となっている。
ほとんど手掛かりのないこの敷地に、山にそって内部空間を計画し屋根を掛け、思いもしなかった形が出来あがった
わけだが、不思議なものでこの建築はここにぴったりとおさまっているようにみえる。